藤の花の香り

朝からいい天気...気温もあがって初夏のような陽気になった。
今年は藤の花を見ていないな~と思い、新冶市民の森へ...
2年前にやはり藤の時期に行ったことがあった
http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20090503


藤の花はちょうど盛りで、むせるような甘い香りが藤棚の周辺に漂い
クマバチが花から花へと羽音をたてて飛び交っていた。
藤棚の下のテーブルに乗って、蜂のように花の波の中に頭を突っ込んでみる。
なんと心地よい空間だろう...
蜂は酔ったように飛び回り、花の中に頭を突っ込んでいる。

森の中を歩いていくと、突然ふわっと甘いエキゾチックな香りが...
辺りを見回しても花らしきものは咲いていない。
見上げると、大きな葉の上に花のような影が...
少し離れたところから見上げると、葉の上に大きな花がいくつも咲いている。
何の花だろう?
もう一度戻ると、やはりその木の周辺だけ香りが漂っている。

風が木々の葉を揺らす音と、森のあちらこちらで鳥が鳴く声以外には、何も聴こえない。
清浄な空気と春の生命力の漲る空間をしばらく歩いただけで、
自分の内から力が湧いてくるような気分になった。