2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ブルームーンの夜に...

宮崎空港を飛び立った飛行機が大きく右に旋回すると、 日向灘の向こう...霧島山脈に夕陽が落ちていく夕陽が 空と海を朱く染めていた。 いつもは旋回方向が逆で、阿蘇山が見えるのに 今日はどうしたことだろう... 右の窓側に座ったムイカリエンテに、 機長が…

『大鹿村騒動記』

前夜の酒と薬の相乗効果で、目が覚めたら13:30だった。 のろのろと起き上がり、誰もいない居間に行って、ラップのかかった朝食を温めて食べる。 見るともなくつけていたテレビを消そうかとリモコンを持ったら どうも、映画が始まるらしい... 聞いたこともな…

海に映る雲

ぬけるような青空の下に フェニックスの並木がまっすぐにのびていた。 辛い打ち合わせが終わり、 上長をホテルに落としてから、 レンタカーを返すついでに 夕刻の迫る国道220号線を 海を目指して南下していった。 道の駅への交差点を左に折れ 空に伸び上がる…

豆腐尽くし

S氏に誘われて「黒茶屋」で食事をしたのは ちょうど一年前のことだった。 (↓その日の日記) http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20110816 あれから一年... 状況は変わらず、元気のない自分... 日記を読んでか、不意に連絡をいただいて 食事に誘われた。 …

宇野千代『おはん』

『おはん』は、たった100頁余の短い小説であるが 宇野千代は、この作品に10年の歳月をかけた。 その間、他の作品は書いていないことを考えると そこにどれほどの想いを注ぎ込んでいたかがわかる。 この小説との出会いは、 やはり宮本輝氏の影響だった。 私の…

ひつまぶし..鰻の思い出

名古屋日帰り出張...世界のト○タ中央研究所 仕事が終わって名古屋で同僚と別れ、一人で大須へ 遅めのランチをいただきに、「大松」に入る。 ミニひつまぶし(1500円)がランチタイムは800円で いただける。 今年はうなぎを食べていなかったので ミニがさらに…

勇者の風格

その方が、どれほど壮絶な戦いをされたか 以前に聞いていた。 同じ区内に住むAさんご夫妻。 お互いに面識はなかったが Tさんを通じて、Facebookでムイカリエンテの 文章を読まれ、興味を持っていただいたようで 職業欄の「フリーダンサー」というジョーク…

Moonlight sonata

今夜もすこしだけ欠けた月が明るく美しい。 十五夜の翌日を十六夜と書いて"いざよい"と読む。 月がためらっているような姿から、「ためらう」という意味の動詞「いざよう」を名詞化したという。 ためらう乙女のような...なんとも艶っぽい言葉だな。 久しぶり…

海に映る月の情景

地下鉄の改札を抜けて外に出ると 僅かに残った日中の余熱が アスファルトからふわっと浮き上がり 頬をなでた。 通りに出たところで 誰かに呼ばれたようで振り返ると すっかり暗くなった東の空に 明るい満月が浮かんでいた。 真夏の夜の満月を見上げて、ほお…

骨付きカルビ!!

今週も出張続きである。 7/31 宮崎日帰り 8/1 名古屋日帰り 8/3 栃木日帰り 仕事をしている時間自体は短いのだが 出張というのは移動距離に比例して 体力が消耗するものらしい... 出張生活25年 最も移動の多かった2007年は、 一年間の移動距離が80,000km(電…