相思華

通勤途中、地下鉄の駅で
見事な彼岸花のポスターを目にした。
「相思華」というタイトル...
埼玉県日高市にある巾着田のポスター
今年も彼岸花の季節だな
この数年、神奈川の伊勢原にある
彼岸花の名所に通ったが...
今年は、ここに行ってみたいなと思った。



営業の帰りに時間ができ、不意に立ち寄ることに...
高麗の駅を降りて15分...高麗川を渡る橋の上から彼岸花の群生が見える。
近づいてみると、土手一面の彼岸花...すごい迫力だ


しかし、そこはまだ序の口
100Mほど進むと、やっと入口...ここで入場料200円を払う。
そこから一歩立ち入ると....
ため息が出てしまうほど、膨大な数の彼岸花の絨毯...
しかもはるかかなたまで、ずっと続いていて終点が見えない。
5.5ha その数100万本とか... 



歩いても歩いても歩いても...そして歩いても
無数の彼岸花が可憐な花を競うように開いている。
その中で、たまに咲いている白い花も楚々として美しい。


彼岸花には、多くの異称がある。
...かわいそうな名前が多いのだが....
死人花(しびとばな)
天蓋花(てんがいばな)
幽霊花(ゆうれいばな)
捨子花(すてごばな)
狐花(きつねばな)
三昧花(さんまいばな)
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
相思華(そうしばな)


ポスターにあった「相思華」は、韓国の呼称から来ているとか...
この花は、花が咲いている間に葉はない。
花が散って、冬になると葉が出てきて光合成をして球根に栄養を蓄え
翌年の秋に芽を出して一気に咲く。
花と葉が一緒に存在しないことから、花は葉を思い、葉は花を思うことから
「相思華」と名付けられたという。素敵な名前だ。


一眼レフを持っていたのだが、レンズが修理中で望遠のみだったので
広角の写真が撮れず...また手振れがひどくてお見せできる写真は少ないのだけれど
一応、Webアルバムのリンクを貼っておきます。
https://picasaweb.google.com/104915518421068648185/2012100202


最後に、今回のお気に入り写真です↓