2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『赤蛙』

小林秀雄の『島木君の思い出』を読んで、 島木健作の短編集を買う。 「赤蛙」は、まだ出歩けたころのものだが、「黒猫」「むかで」「ジガ蜂」は、 もうほとんど寝たきりになってからのもので、言わば死を予感した者が知る生の感じ、と言った風なものが 身辺…

放置禁止!

K大学後援会の全国支部長会議... その後の懇親会に誘われて出席。 少し早めに自宅を出発して、五反田に寄り道。 マイミクりゅうさんのお気に入りのうどん屋 『おにやんま』で腹ごしらえ。 以前から行きたかったが、 なかなか五反田に行く用事ができず、 今…

鳴門の旭日

海の近くに泊まったら、 日の出を見に行こうと決めていた。 三重に居た頃は、 海辺のホテルにしばらく滞在していたので 毎朝、海から昇る太陽を見てすごしていた。 なんという贅沢な時間だったのだろう... 過去ログ↓ http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/200…

帰途

紅葉@神戸

同僚と二人で徳島へ出張。 飛行機は高いからNGと言われ、 神戸からレンタカーで行くことに... 人件費考えたら、飛行機で日帰りの方が安いのに... 神戸で昼に待ち合わせたので 一足先に入って、レンタカーで再度山(ふたたびやま)へ 神戸の街から一番近い…

出口のない悲しみ

晩春の暮れ方、二人は石に腰掛け、 海棠の花が散るのを黙って見ていた。 花びらは死んだように空気の中を、 まっすぐに間断なく、落ちていった。 樹陰の地面は薄桃色にべったり染まっていた。 小林秀雄 『中原中也の思い出』 ここで言う二人とは、小林秀雄と…

生きるべきか死ぬべきか...

『ハムレット』の名台詞である。 ...が、いくつもある翻訳の中で、この言い回しをしている本はほとんどない。 いったい誰が言い始めたのか...ハムレット (新潮文庫)作者: ウィリアムシェイクスピア,William Shakespeare,福田恒存出版社/メーカー: 新潮社発売…

祈りの曲

H氏のお誘いで、NHK音楽祭@NHKホールへ... ショパン作曲 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 ピアノ:エフゲーニ・キーシン ウラディーミル・アシュケナージ指揮 シドニー交響楽団 ピアノが始まるまでの長い前奏... ピアノに向かってうつむくピアニストは、何…

キキョーヤ..紅葉

昨日は、大阪の友人K君と 横浜駅で待ち合わせて食事をする。 ムイカリエンテよりずっと若く優秀なK君は 仕事を失って1年余... 今回は、横浜にある優良企業から呼ばれ 面接を受けるために来たとのこと。 世の中には、努力もしないで会社にぶら下がっている…

道行く人

4連休の3日目は、K大学へ... 息子が卒業しても顧問という立場で 4年間も役目が残っている。 教室で、「まい泉」のカツサンド弁当をいただく。 カツサンドもいなり寿司も美味。 印刷物の手伝いをしてから役員会。 そして、懇親会...二次会と、 またお酒をた…

鎌倉文学館

嫌な夢を見ていた。 怒りと欲望が渦巻くような... 恐ろしい夢だった。 苦しくて眼を覚ますと、もう11時だった。 家には誰もいない。 4連休の2日目...特に予定もなく... 薔薇が咲いているという情報を知り、鎌倉文学館へ... 地下鉄・横須賀線・江ノ電を乗り継…

まどさんの詩

朝から憂鬱な気持ちで昨日の日記を書いて 本を読んでいるうちに眠くなって横になった。 気が付いたら4時間も寝ていた。 睡眠不足でもないのに... H氏からの着信記録があったので電話した。 いまから出てこないか..と 町田で待ち合わせて、居酒屋で軽く一杯.…

立ち飲み

何の意義もやりがいも感じない仕事を 機械的にこなすだけの空しい日々 自分の生きている価値が見当たらない。 海に落としてしまった石ころくらい どうやっても見当たらない。 道端の雑草でさえ、地中のミミズでさえ 生きている価値はあるのに... 今日も午後…