知多半田

久しぶりの新幹線に乗って
名古屋でメーカーのF氏と合流し、名鉄知多半田へ...
このルートも15年ほど前は通い慣れた経路だった。
久しぶりに降りた知多半田の駅前は、全く様変わりしてしまい
商店街は姿を消して、クラシティーという複合ショッピングビルが建っていた。
醸造関係の蔵が多くあるので、クラシティーだそうである)
駅前に降り立つと、大五郎さんが待っていた。
58歳になったという彼は、相変わらずダンディーで格好いいオジサンだ。
以前会ったときに50歳と言っていた気がするので、8年ぶり。
当時いた会社を辞めて7年半なので、だいたい計算が合う。
醸造会社が立ち並ぶこの街で、その醸造関係の機械や消耗品を扱う会社を
30年以上営んできた大五郎さんと初めて会ったのは、20年前。
秋田で開催された醸造機械の展示会だった。
一緒に酒を飲み歩くうちに意気投合し、そこから長いお付き合いが始まった。


機械を売るために、数え切れないくらい半田に通い、
大五郎さんとも、半田で名古屋で...数え切れないくらい一緒に遊び一緒に飲み歩いた。
グルメで酒の味がわかる大五郎さんに、美味しいものや美味しいお酒を教えてもらい、
友達も男女問わずたくさん紹介されて一緒に飲んだりした。
ファッションセンスにも憧れて、真似しようとしたな~
ちなみに、未だに愛用しているコロンも、彼の真似をしたシャネルのALLURE


会社を辞めて疎遠になってしまい、しばらくは連絡もとっていなかったのだが
昨年末に突然電話をもらった。
イカリエンテの現在の境遇を心配してくださり、少しでも仕事ができればと
案件を拾って、ぶつけてくれた。
今回は、そのひとつをお客さんに説明するための出張。
会って話を始めると、8年の空白は一気に消えたように思える。
当時よく行ったイワシ料理専門店でランチ。
一口すすった赤出汁の懐かしい味に感動し、新鮮なイワシの刺身・天ぷら・押し寿司を味わっていただく。
その後、打合せをして出発。
3社回って、まずますの手ごたえを感じ、仕事は終了。F氏は、ここで帰る。
一旦会社に戻って、しばらく時間をつぶし、夕方大五郎さんと二人で食事に出かける。
月曜日ということもあり、大五郎さんの行きつけの店は皆閉まっていたので
駅前の居酒屋に入る。
とりあえずビールの後は、地元の酒「半田郷」 すっきりして飲みやすい。


途中から大五郎さんの友人のOさんも加わって、楽しく過ごす。
彼は友人が本当に多いので、いつもこんな感じで友人が加わったりする。
彼の人徳なのか、初対面でもいつの間にか融け込んで盛り上がる。
結局、駅前から出る夜行バスの時間まで付き合っていただく。
バスの前で大五郎さんと握手をして別れる。
商売が成立したらメーカーにマージンをもらうので、それまでは経費も自腹のつもりだったのに
大五郎さんがムイカリエンテを気遣って交通費を封筒に入れて渡してくれた。


夜行バスは席が広く快適だったが、振動で寝付けず...殆ど寝ずに朝5時前に東名江田バス停で降りた。


途中、サービスエリアで買い込んだ、名古屋の名物↓

みそ煮込やどてめしは有名だけど、しるこサンドを知っていたらあなたはかなりの名古屋通です。
あとミレーフライとかね...名古屋のコンビニやスーパーにはだいたいあります。
名古屋の不思議 (小学館文庫)
...ディープな名古屋を知りたい人にはお薦めの本。