フレンチ@神戸北野

富山での2日目の仕事... 早朝にホテルを出発
安田城址に寄り道...
ここは、お堀全体に睡蓮がいっぱいに咲いている。
お堀といっても大きなお城のような高低差はなく
水面に手が届くくらいなので、花も間近で観れる。
種類も多く、きれいな写真がたくさん撮れたのだが...


悲劇はその夜大阪に着いたときのこと...
梅田ヨドバシでアンドロイド用のカードリーダーを購入
携帯を買い替えて液晶画面が5インチと さらに大きくなったので
デジカメ写真をこれで見たいと思ったため...
しかし、機種が多すぎて対応するかどうかがわからないという。
使えなければ返品可というので、店を出てからSDカードを入れてみるが使えない。
しかたなく返品したまでは良かったのだが
カメラにカードを戻したら、今度は写真が撮れなくなる。
予備で持っていたカードを入れたら問題ない...
SDがクラッシュしてしまったのだ。
ミラーレス一眼レフを買って半年で撮ってきた写真が、全部消えた。
カードは2枚で使いまわしてきたので、正確に言うと半分消えたことになる。
ま、しかたないな...クレームつけても戻ってくるわけではないし...


神戸新開地で泊まって...
朝早くから客先に行って、技術担当と購買担当に会って、打ち合わせ。


さて、ランチはどうしよう...
ふと、北野(神戸の異人館が集まっている地域)にあるフレンチに行ってみようと思い立つ。
3月に神戸のバーで知り合ったMさん
名刺をいただくと、フレンチレストランのオーナーだった。
(その日の日記→http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20130315
とりあえずランチに行くと言ったものの、ランチの時間帯に神戸にいることはほとんどなく...
なかなか行けずに3か月...
今日しかない...


新神戸から異人館街に入っていく坂の途中
100年ほど前、ドイツの貿易商クルツ氏が建てたというその洋館は
青空のよく似合うクリーム色の外壁が美しかった。


セントジョージジャパンHP



外装は旧さを感じないが、重い扉を開けると、そこには歴史を感じる重厚な木材に囲まれた
とても落ち着く空間がひろがっていた。
緑の豊かな庭に面した大きな多角形の壁面には大きな窓がならび、自然光がフロア全体に広がる
ここで何時間でも本を読んでいたいような...いい雰囲気だな。


広いフロアに、まだ客の姿はなく...
ちょっと緊張しながら、窓際の明るい席に案内される。
2625円のコースをオーダー...
前菜・スープ・メイン・デザート...
次々に運ばれてくる料理は、盛り付けも美しく、味は繊細でとても美味しい。
この値段では安すぎるくらいだな...
器の高級さは、ナイフやフォークが触れたときの音でわかる。

前菜 ジャガイモで作ったパンケーキの間に海老が... 

グリーンピースの冷製スープ 

メイン 肉料理は、牛バラ肉のトマト煮込み

デザートは、いろいろ...

窓外の景色を眺めながら、ゆっくり味わっていただく。
贅沢な時間がながれていく...



こんな素敵なお店のオーナーとは... 人は見かけによらない...
かなり酔っぱらった状態でお会いしたので、昼間の顔は違うのだろうが...
後からFBで「お店に居たのに」とメッセージをいただいたが
一度お会いしたくらいでオーナーを呼び出すのも躊躇われたし...
従業員の方に気を遣わせるのも申し訳なく思ったので、
イチゲンの観光客のような顔で「美味しかったです」とお礼を言って、店を出た。


いつかディナーも...来れればいいな。



注:料理の写真は、予備で持っていたコンパクトデジカメで撮影