国民の政治参加

ケネディは、スピーチの中で常に国民の政治参加を促し、共に闘おうと呼びかけた。

私の言う"ニュー・フロンティア"は約束ではない。それは挑戦である。
それは私がアメリカ国民に何を与えるかではなく、何を要求するかということに要約される。(中略)
私はあなた方ひとりひとりにこのフロンティアのパイオニア(開拓者)となるようお願いする。
私のこの呼びかけには年齢に関係なく心の若いもの、政党に関係なく精神の強靭な者、
そして、"強く勇気を持て、恐れるな驚愕するな"という言葉に奮い立つことのできる者のみに向けられている。
今日われわれが必要とするのは、自己満足ではなく勇気なのだ。
リーダーシップであって、セールスマンシップではないのだ。
(1960年7月15日 民主党指名受諾演説)

わが同胞、アメリカ国民よ、
国家があなた方のために何をするかではなく、あなた方が国家のために何ができるかを問うてもらいたい。
最後に、あなたがたがアメリカ市民であろうと世界の市民であろうと、
われわれがあなた方に求める高い水準の強さと犠牲を、われわれにも求めてもらいたい。
(1961年1月 大統領就任演説)

人気を獲得するために、口先だけの甘言を並べる政治家にはリーダーシップはない。
国民に対して「あなたがたに何ができるか考えてもらいたい」と言える勇気。
国民の代表であれば、本来こういう姿勢が大事なのではないだろうか?
圧倒的な勢いで青年の支持層が増えていったのは、この情熱にあったのだと思う。
今の日本の選挙...まだまだレベルが低いなぁ〜