水谷修という人

正月の番組で、水谷修という人を始めて見た。
本屋で「夜回り先生」の本が平積みにされているのは
みかけたことがあるのだが読んだことがなかった。
テレビの前で語る水谷氏の顔を見て
なんと優しい顔なんだろうと思った。
大人社会の歪みに飲み込まれて崩れていく子供たちを
必死になって守っている姿に感動した。
そして興味をもった。
Amazonで、彼の本を4冊購入
一気に読んだ。
夜回り先生と夜眠れない子どもたち
話を聞いてあげること
一緒に悩み苦しんであげること
そして、人のために何かをさせること
一人の人間を激励し、立ち上がらせることは
大変な労作業である。
途中で死んでいく子供も何人も目にしながら
来る日も来る日も、夜の街を回り
子供に声をかけ
夜中じゅう鳴り続ける電話で子供を激励し...
「そんなに命を削ってまで...」とテレビの取材が聞きかけた時
言下に否定して「私は命をもらっているのです」と答えた。
人の幸福のために生きるということは
大変な努力と忍耐と勇気がいることである。
しかし、人の幸福のために関わることの中にしか
本当の幸福はないのではないかと思う。
荒廃し、堕落した日本の教育の中で
水谷という人の生き方は輝いて見える。
さて、自分には何ができるのか...