flamenco flamenco

外出先での仕事が早く終わってしまい
まだ明るいうちに地元に帰ってきたが
家に帰る気分にならず、センター北駅で下車
映画でも観るかな...と、シネコンを覗くと
「フラメンコ フラメンコ」という映画が..
真紅のドレスを着たバイラオーラ(ダンサー)に
吸い寄せられるようにチケットを買った。  (移動途中で食べた五反田おにやんまのうどん↑)


どんな映画なのかも全く知らずに入ったのだが...
とにかく最初から最後までフラメンコ三昧。
現代のスペインの超一流アーティストの演奏と踊りが次々に繰り出される。
フラメンコに、いかなる流儀やジャンルがあるかも、実は知らないのだが
ここに出てくるフラメンコの、なんと多彩なこと...
タバコを吸いながら踊るバイラオーラ(女性ダンサー)
音楽がまったくない中で踊るバイラオール(男性ダンサー)
楽器もギターやパーカッションだけでなく、バイオリン・コントラバス・ピアノなど...
10代から80代まで...さまざまなアーティストが、フラメンコを通して
生きる歓びや哀しみを存分に表現していく。
全編で21曲...これは贅沢だ...


舞台やタブラオ(お店)でのライブに比べたら迫力には欠けるのではと思っていたが
映像が非常に美しいうえに、カメラワークが素晴らしい。
吸い込まれるような臨場感の中で、いつか自分もイメージの中で踊り始めている。


Sara Barasの鍛え上げられた肉体とド迫力の踊り


Farruquitoのスピードとキレのあるセクシーな踊り


そして、Patricia Guererroの息を飲むほどの美しさ...


全部貼るわけにもいかないので、予告編

日本版は、フラメンコフラメンコの公式HPに出ています。
http://www.flamenco-flamenco.com/


自分が踊っているイメージが、どんどん膨らんでいく。
映画が終わって、帰りにトイレに寄ったら、
洗面所の鏡に映った自分の顔が、ダンサーのそれに変わっていた...