鮒鮨

広島の大学との打ち合わせに向かう途中
米原で途中下車、北陸線に乗り換えて2駅
田村という無人駅で下車
駅で待っていたO氏とは2年ぶりの再会である。
イカリエンテの名付け親。
アメリカの彼の家に遊びにいって、
イカリエンテという言葉を知りこのブログの発端となった。
長浜バイオ大学の中のインキュベーションセンター
ここに入居するSLT(Seed Life Tech)という会社


研究室を見せていただいた後、彦根に移動し城下町にある昔の街並みを再現したキャッスルロードへ
洒落たお店で再会を祝して乾杯。
同席した研究員のH女史は、色白で日本人離れした目鼻立ち。背も高いモデルのような美人である。
地元の料理が次々と運ばれてくる。写真は撮りきれなかったが、どれも旨い。

O氏とは96年のO-157事件をきっかけに仕事でのお付き合いが始まった。
その後アメリカに移り住んだ彼がワインのビジネスを始めたことをきっかけに、
ワインの個人輸入をするようになり、オークションで出品するようになった。
会った回数はそれほど多くないのだが、一回一回がとても強烈な印象であり、思い出深い。
今回のビジネスも、発案から4年ほどで驚異的な速度での立ち上げが実現した。
本当に尊敬できる人である。飲んでいても話題が尽きない。
さて、近江ということで、ふと思いだしたのが、未だ食べたことのない鮒鮨。
その悪臭は有名であるが、小泉武夫先生の本を読んで、一度は食べたいと思っていた。
O氏にお願して注文していただく。
出てきたのはこれ↓...これで2,300円という高級食である。

まずは臭いを嗅いでみるが、想像していたほどは臭くない。
口に入れると、癖の強いチーズのような香りが口の中に広がる。
強烈な塩気の後に、これまた強烈な酸味が広がる。チーズに近い食感。旨い!
他の地方では見たことがないが、地元ではスーパーでも売っているという。
しかし、地元のH女史は食べたことがないというので、無理やり食べさせる。
ビールを1杯、焼酎を3杯...最近飲んでいなかったので、かなり酔ってホテルに戻る。