いかにして読むか

帰りの電車の中吊りで、「東洋経済」の広告を見た。
大テーマは、「最強の読書術-どう探し、読んで、活かすか!」
普段、雑誌はほとんど買わないのだが、
自分の読書の参考になればと思って買ってみた

最近話題の知識人の読書習慣や考え方などが掲載されている
知識人は皆多読である。一か月の読書量100冊〜200冊
ただ、読書の流儀は皆まちまちである。

ポイントだけ抜き書きすると...

本田直之...レバッジコンサルティング代表
○読書は投資だ。本は徹底的に使い倒せ!
○読後にメモを作る。メモを繰り返し読んで、読書内容を身につけろ
勝間和代...経済評論家・公認会計士
○読書は他人の疑似体験。いろんなジャンルを読んで、世界観を広げろ
○メモはとらない。本に学んだことは癖になるまで体験・実行せよ
佐藤優...起訴休職外務事務官
○教養のための読書はやめろ。目的を持て
○読書の基本は熟読。3回読んでノートを取れ
三輪裕範...伊藤忠商事 調査情報部長
○読書は著者との対話である。速読術は邪道だ
○書き込みをしながら、最初から最後まで熟読する。重要な文章は見出しをつけてノートに抄録する
斎藤孝...明治大学文学部教授
○読書には2種類ある。情報を得る読書と人生にかかわる読書である
○中でも人生の導き手となる「座右の書」を持つことが大切
○本に書き込みし、引用し、人に話すことで内容が身に付く

それぞれ内容は全く逆のことを言っている部分もあるが、
この人たちは多くの書に接する中で自分流の読み方を確率しているのだと思う。
自分の考え方は斎藤氏に近いが、他にも参考になる部分は多い


インターネットの情報が氾濫し、楽をして必要な情報をつまみ食いできる世の中
読書をする人がどんどん減っている。
電車に乗っても、10年前20年前に比べると本を読んでいる人の少ないこと...
携帯をいじっているか、ゲームをしているか、はたまたテレビを見ているか
明らかに時間の無駄である。これらのツールで人生が深まることはほとんどありえない。


自分に合う合わないというのは当然あるし、良書もあれば悪書もある。
良書に巡り合うには、ある程度数を読まないと難しいかもしれないが
出会えた時には人生さえ変わることがある。
良書は人生の道標にもなり、薬にもなる。人生に彩りを加え、世界を縦横に旅することさえできる。
もっともっと読まなければ...弱い自分を鍛練し、人生を何倍も楽しむために...