熱き心

11月に入った。
イカリエンテのこれまでの人生で、大きな転機は何故か11月に集中している。
不思議としか言いようがないが...
そして今年も大きな転機を迎えることができた。
不正とは同座したくない...不正を肯定することになるから
何度か諌言してみたが、利害でがちがちに固まってしまった年寄りには、何も通じなかった。
過ぎてみて言えることは、人生に苦悩の時期も絶対に必要だということだ。


本も感想を書ききれないくらい何冊も何冊も読んできた。
小説も読んだがビジネス書・新書の類も読んだ。
今はマーケティングやMBAの本まで手を出して読んでいる。
最近ブックオフで買ってきた、山本寛斎の『熱き心』まさにムイカリエンテだ。
熱き心 寛斎の熱血語10ヵ条 (PHP新書)
ファッションデザイナーとして超有名な同氏。幼少のころから様々な苦労をしているが
超ポジティブな思考の持ち主である。とにかく明るい。
熱血語10カ条というタイトルで、自身の体験を語りながらその極意を綴っている。

極意2 才能を見つけるのは自分自身である
 生きて自分を表現すること「自分はここにいる。自分はここに生きているんだ」
 という存在感を確認すること
 それが人間の幸せであり、喜びではないだろうか。(中略)
 みなさんはよく「人がどう思うか」と言うけれど、人の思いを自分の都合で変えることはできない
 最初から「人がどう思うか」などと、場の空気を読もうとしても虚しいだけである。(中略)
 勇気を出して、一度「ヤッ」と吹っきってみるべきだ。会議の前、好きな女性に告白する前
 大きく深呼吸して「ヤッ、それ行け」
 自分でも知らなかった別の自分が飛び出してくるかもしれない
極意3 夢を叶えるコツは、狂ったように欲しがること
 異常なほど何か一つのことにのめり込む。異常なほどそれを追い求め、狂ったように欲しがり
 なりふり構わず取りに行く。
 それが夢のつかみ方だとすれば、私がここで言う「異常」とは褒め言葉である。 
極意6 必ず道はある。最後まであきらめない人に未来は開かれる
 生きるということは、さまざまな問題と出逢うということです。苦しみ。迷い。予期せぬ出来事。
 しかし大きな困難に出会っても、脱力感に身を任せてはなりません(中略)
 自分が望まないシーンに身を置くのではなく、こうありたいと願うシーンへ向かって
 エネルギーの向きを変えるべきです。それには、意志の力が必要です。心で決意すること。
 そうすれば、その決意からほとばしり出るエネルギーが人々にも伝わり、
 プラスの方向に未知が開けていくのです。
極意7 好きなことに没頭しよう!そうすれば辛いことも苦にならない

「なりふり構わず」走っていた青年時代。周囲の空気など読んでいる暇もなかった。
所謂常識のある人たちからは非難中傷も受けたけれど、
自分にしかできないエキサイティングな仕事にも、いくつも巡り合ってきた。
仕事が楽しくて楽しくてしかたがなかった。
そんな姿勢がいま、自分には一番欠けてしまったところなのではないか。
40代、衰えていくのか、まだまだ伸びていけるのか、分岐点だと思う。
自分を信じて、情熱的な人生をまたスタートさせていきたい。