嗅覚検査

5年に一度の「臭気判定士」免許更新
更新時には、嗅覚検査を受ける必要がある。
2月更新なので、会社を休んで
西新宿の協会まで検査を受けに行く。
(注:写真の名前部分は編集してあります→)


臭気判定士の資格をとったのは10年前
当時、オゾン発生器とその応用技術を研究しつつ
営業をしていたのだが、
2001年...1000万円のオゾン発生器の営業で訪問したある大手プラント会社で
オゾン脱臭についてちょっとアドバイスをしていたら、それならおまえに全部任せると言われ
6500万円で脱臭プラントを受注してしまった。
半分ハッタリだったので、慌てて何日も徹夜して勉強し、専門家にも教えを乞うて
基本設計から業者の手配・見積・製造管理・書類作成・現場監督・試運転まで
全部一人でこなして(社内には全く経験者がいなかった)なんとか無事に仕上げた。
それがきっかけで、悪臭について深く勉強しようと思い、この国家試験にも挑戦し
専門職でないにも関わらず、合格率20%の試験を一発でパスした。


さて、嗅覚検査に使われる基準臭となる物質は下記の5物質。
・β−フェニルエチルアルコール  花(バラ)の匂い
・メチルシクロペンテノロン  焦げ(カラメル)臭
・イソ吉草酸          腐敗臭、靴下のにおい
・γ−ウンデカラクトン      果実(モモ)の匂い
スカトール          うんこの臭い、口臭
上記の臭いを1種類ずつ試験する。
靴下とうんこは勘弁してもらいたいが...かなり薄いので、まあガマンガマン...
ついたての向こうで、試験官が5本の匂い紙のうち2本にこの物質を着け、
あと3本は無臭の液体をつけてから渡される。
臭いを感じた紙の番号を書いて返す。
10のマイナス4乗〜5乗の濃度なので、ぎりぎり臭うかどうか...
ちょっとドキドキしたが、全問正解でパスした。


検査を終えてから新宿駅まで歩く途中、若い頃に勤めていたメーカーの代理店が
あることを思いだし、ちょっと寄り道...
当時かわいがってもらった社長は外出中だったが、コーヒーをいれてくれたので
しばらく雑談...


午後から横浜で用事があったので、新宿から山手線に乗る。
が...ふと「おにやんま」のうどんが食いたくなって、五反田に寄り道。
鳥天うどんに、ちくわ天と半熟卵天をトッピング...やっぱ美味いわ。

五反田から、池上線・目黒線東横線と乗り継いで、白楽で降りて銀行で野暮用を済ませ。
せっかく東横線に乗ったので、そのまま終点の「元町中華街」まで...
この駅からエレベーターで山の上に昇れることを最近知ったので、
アメリカ山にのぼり、そこから外人墓地・港の見える丘公園・洋館をぐるりと散歩。
何度歩いたかわからないけど、やっぱ横浜はいいな〜



横浜港を眺めながら、ベンチに座ってしばし読書にふけり...
陽が傾いたので、元町への坂を下りてぶらぶらと歩いて...

途中、買い物に来ている高田純次氏とすれちがう...
テレビカメラのようなものはなかったが、若い男女数人に囲まれて歩いていた。
実物は、ダンディーでかっこいいな〜


中華街で水餃子とビールを一杯だけ飲んで帰宅