稲村ヶ崎の夕陽

海の似合わない男、ムイカリエンテ
横浜生まれなのに湘南にもほとんど縁がない。
ここ稲村ヶ崎に初めてきたのも、つい7年ほど前
江ノ島方向に沈む夕陽に感動した。


今日は現場での仕事が早く終わってしまい
家に帰るのももったいないので海を見ようと...
とりあえず行先も決めずに下り電車に乗る。
ふと7年前の夕陽を思い出し、鎌倉経由で江ノ電に乗る。
鎌倉学園前で降りて潮風に吹かれながら海岸を歩いて稲村ヶ崎へ...
(一眼レフ持ってくればよかった...今日の写真はコンパクトデジカメ)


海が青く見えるのは、空の色が映っているからだと知ったのは、つい最近のこと。
砂浜にも空の色が映ると知ったのは、今日が初めてのこと。

...石に映る青空

...砂に映る青空


波が引いて濡れた砂は、海の色と同じ青に染まっている。

太陽は水平線に近づくにつれて速度を増していく。
雲が茜色に染まり海が茜色に染まり、そして砂が茜色に染まる。

なんて美しい太陽と空と海の競演


やがて太陽が雲に隠れ、天空に反射した朱の光が散乱しながら消え
海風は急激に冷えていった。