嬉しい贈り物

朝6時に携帯が鳴って目が覚める
また迷惑メールかと思ってうんざりしながら
一応開いてみると...
三重のうどん屋「かめ吉」のKちゃんからだ。
どうしたんだろう?朝が苦手だたはずなのに...
添付ファイルがあったので開いてみると
なんと...朝の海の写真
去年の今頃は毎日のように見に行ってた海が
小さな画面の中にひろがっている。


こんな素敵な場所に住んでいるのだから、一度くらいは一緒に見に行こうと誘ったこともあるが
朝が苦手だからとうことで、それはかなわなかった。
そのKちゃんが、ムイカリエンテを励まそうと思って、がんばって早起きして海まで行って
写真を送ってくれた。
海と陸が入り組んで波をうち消し、湖のような静かな海面。
養殖の筏が浮かんでいる風景は、志摩独特の風景だ。
写真を見ているだけで、海のにおいも朝の海の音も空気も蘇ってくる。
こんなにうれしい贈り物はない。
Kちゃん、ありがとう!
自分で撮った写真以外は載せたことがないけれど、思い出の一コマとして日記に掲載します。


志摩の海に初めて行ったのは、15年ほど前のこと。
前回の日記で書いたA君と一緒に出張で行った。
仕事が終わってから、夜の海を見にドライブに出かけた。
海岸沿いの狭い道を走っていくと、眼の前に海が現れた。
初めて見る志摩の海、向こう側には半島が左右からせり出している。
波のない海面には月が映っていて、まるでおおきな湖のように見えた。
車を停めて、小さな砂浜に降りて、月明かりの下で語り合ったのを昨日のことのように思いだす。


夕方再びA君の見舞いに行く。
少し顔色のよくなったA君は、笑顔で迎えてくれた。
しばらく仕事やご家族の話などして、志摩の思い出も話す。
志摩の海の風景は、ムイカリエンテの心の底の方に静かに横たわっている。