凛と立つ

先日、菜の花畑で撮った写真の中に
こんな写真があった。
群れて美しく咲き誇る姿は、壮観であるが
こうして青空の下に、凛と立つ姿はまた美しい。
山本周五郎の『樅の木は残った』に、孤独に庭に立つ
樅の木を、主人公の原田甲斐が自らの行き方に重ねる部分を思い起こす。
イカリエンテは「凛と立つ」ということばが好きだ。
それは人の生きる姿勢であり、心の有様だ。
自らの決めた道を、自らの使命をひたすらまっすぐに歩みゆく人間に、自分はなりたい。
周囲に惑わされず。周囲によりかかることなく。
厳しき現実にも、ひるむことなく恐れることなく...
周囲に勇気と歓びをもたらしながら
まっすぐに、天に向かって花開く、この花のように
凛々しき心
凛々しき姿でありたい。