大衆芸能

野毛は、横浜最後の下町である。
桜木町駅をはさんで海側は
再開発によってみなとみらいができ、
どんどん変わっていくなかで
野毛は変わらない。
昭和のにおいがぷんぷんする街だ。
イカリエンテの母が、八丈島から出てきて
親戚のお菓子屋に住み込んで働いていたのも野毛
父と母が出会ったのも野毛である。


最近は、横浜以外から友だちが来ると、必ずといっていいほど、野毛に行って飲む。
これだけ野毛に通っていながら、野毛の最大のイベント「野毛大道芸ふぇすてぃばる」には
一度も行ったことがなかった。


大道芸は、どんな人でも楽しむことができる大衆芸能...
ただ、演技をしている人は年配者の方が多いのでは...と思いつつ、会場へ
最初に当たったのが、針金細工のおじいちゃん...懐かしいな〜 でも、やっぱり
と思いつつ、メイン通りに行くと...
いくつもの人垣ができている。
あまりにも人が多くて、なかなか見えないが、演技者はほとんどが若者だ。


最初に観たのが、ジャグリングの「桔梗ブラザーズ」
あのシルク・ド・ソレイユのオーディションにも合格しているという
とにかくミスがない。
かなり高度な技の連続なのに... この前観た中国の雑技団よりもレベルが高い。


一連の演技が終わってから、クラブの本数を8本から11本に増やして挑戦。
10本でさえできる人はほとんどいないらしく、演目には入れられない。
観衆も一体になって、応援しながら見守るが、なかなか成功しない。
何度も挑戦して、今日はダメかもと思ったときに成功した。
大歓声のなか、終了する。


そのほかにも、いくつか見て回る。



演技をする側も、見ている人たちも、本当に楽しそうだ。
最後のおひねりだけが収入源...
こういうお祭りのときは、そこそこにはなるだろうが普段は大変だろうな


若い人が一生懸命に頑張っている姿に、とても爽やかな気持ちになった。


帰りに、野毛の「三陽」で久しぶりに餃子をいただいて帰宅。
来年も来よう。。