雪のなかの紅葉

2週間前に訪問した富山の新規開拓が
一歩進むことになり、再び富山。
1時間ほど早く富山入りして、紅葉を見ることに...
富山駅から3kmほどのところにある民俗民芸村
呉羽丘陵の自然林の一部につくられた施設。


富山の降水確率は終日90% 気温は5℃
やわらかい落ち葉を踏みしめながら、なだらかな斜面を登っていく。
自然に近い森には、様々な草木が共生していて、それぞれに秋の色を競っている。
生命が生き生きとしている。  雨に濡れた森も、いいな...






丘の上に出ると、富山の街並みの向こうに雪を頂いた大きな山々がかすんで見える。


午後からの商談は順調に進み、次の課題をいただいて終了。
明日の京都の仕事は午後からなので、今日は富山泊にしてあったので、時間に余裕がある。
同僚のオジサンを誘って、五箇山に行くことに...
普段は観光など全く興味のない人なのだが、ホテルにいてもしかたないということで一緒に行くことに...
せっかくなので、下道で景色を楽しみながら以降と思い、山道のルートを選ぶ。

標高が高くなるにつれて、紅葉の色はどんどん鮮やかになっていったが、遠くに見える山には雪が... 
はしっているうちに雨があがったと思うと、今度は一転して秋晴れの空が広がり、気温が上がる。
周囲の山々から靄が立ち上り、雲となって流れていく。
なんと幻想的な美しい風景だろう...



そして坂道はさらにきつくなり、雪の跡が...と思ったら、積雪はみるみるうちに厚くなていき
利賀村に着いた頃には一面の雪景色。15cmは積もっているようだ。
そのなかに、鮮やかな色の紅葉が見える。
秋から一瞬にして冬がきたような不思議な、そして美しい光景だ。
雪の中で見ると紅葉は、一段と鮮やかである。


同乗者のオジサンは、長い山道で疲れてしまったようなので、
ゆっくり写真を撮っているわけにもいかず、山をさらに越えて五箇村へ...
世界遺産の合掌作りは、以前下呂温泉で見たものよりかなり小ぶりだったが
山に囲まれた小さな集落は雪景色の中でひっそりと静まりかえっていた。
土産屋で聞くと、今日が初雪とのこと。


しかし、助手席のオジサンはすでに疲労困憊で、車から降りる気力もないらしく
しかたなく数枚の写真を撮っただけ...今度は独りで来ようと決めて高速で富山に戻った。



富山に戻り、ホテルの近所の居酒屋で一杯...
富山湾の魚は美味いな~
 お通し スジ煮込み 人参とシイタケのかき揚
 サバの揚げ煮

 ふくらぎ(ハマチ)のあら煮 めちゃ美味い
 刺身盛り合わせ...ふくらぎは絶品
 エビのすり身揚げ
飲んで食べて、二人で3000円安い!


これだけ余裕のスケジュールを組むのは、64歳のオジサンのペースに合わせるため
半導体業界の人脈が広く飛び込み営業も得意だが、技術の話しはさっぱりできないので
イカリエンテは、営業先について行って技術的な説明や課題の対応をしている。
一緒にいると疲れることも多いのだが、旅行気分の出張をできるのはありがたい。
感謝しよ...



おまけ その他の写真はこちら↓
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