一命

mui_caliente2011-10-21

[映画][食]ゆず屋製麺
午後から都内へ...
久しぶりに神田駅に降り立ち、
ゆず屋製麺所で、うどんをいただく。
多分、2年ぶり。
マイミクりっぷるさんの日記がきっかけで
行ってみたら、その美味しさにはまり
神田で勤めていた頃は、週3回くらい通った。
たまにトッピングをおまけしてくれたりして..
次々に店が変わっていたこの場所で、4周年を迎えたそうで、
ちくわ天か生卵のトッピング無料サービスをしていた。
かき揚うどん+無料ちくわ天をオーダー。
揚げたてのかき揚を乗せたうどんを一口...う〜ん、やっぱり旨い。


神田のガード下の喫茶店で、20年近くお付き合いのあるK社長と打合せ。
74歳になるというK氏は、年齢を感じさせない行動力とバイタリティーで、圧倒される。
そして京橋の会社で、装置開発の打合せ。


帰りに映画館に寄って『一命』を観賞
市川海老蔵は、あの事件以来批判を浴びているけれど、映画の演技を観てやっぱり凄いなと思う。
酔っぱらって、わけわからなくなって、喧嘩してみたいな...そんな駄目なところがあってもいい
暴力自体はよくないけれど、それと芸とは別だ。
ネットで罵倒する奴らは、自分の顔を鏡でよく見てみるがいい。


『一命』の主人公津雲半四郎は、藩がお家取りつぶしにあって浪人になる。
どこに仕官することもできず生活は貧窮する。貧しさ故の不幸が次々に押し寄せる。
大事な人を守るため、無様に生きるしか道はない。
会社から斬られて後、職を転々として失敗ばかりを繰り返してきた自分には、身に沁みすぎる。
その惨めさ、やるせなさ...しかし、人間として生きる道を踏み外さず、まっすぐに生きる半四郎の姿...
思うに任せぬ運命に翻弄されながら、人間としていかに生きるのか...いかに闘うのか...
何事に対しても自分の一命をかけることもできず、一歩も動けない憶病な自分...
雲泥の差だな。


帰宅したら、佐久のキキョーヤからアイスパンが届いていた。
(前回の日記→http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20110909
梱包を開くと、Hanaさんからのお手紙が同梱されていた。
丁寧に、コスモスの御礼がしたためられていた。