重い空

早朝にホテルを出て、
彦根城の城下町キャッスルロード
経由で会社へ...
昔の街並みを模した商店街はまだ寝静まっている。
それにしても、
この土地の冬はこんなにも重苦しいのだろう。
ここで生活をし始めて、
澄み切った青空を見た記憶がほとんどない。


夜明け前...一日の中で最も大気が冷え込む時...旭日の光を浴びるまでは、耐え忍ばねばならない。
会社にもいろいろな意味での厳しい試練が次々と襲ってくる。
学術的にはどんなに優れていて期待を受けていても、商売は別。
与信のない会社は、心ない人々に蔑まれ騙され馬鹿にされることも数限りなく...
そんな中でも、皆が心を合わせて負けずに闘わねばならない。


大学の食堂でのランチの後、琵琶湖のほとりまで散歩。
今日は対岸の風景がよく見える。周囲の山々は雪を頂いて美しく輝いているが、重い雲が上空を覆っている。
頬を刺すような冷たい風  何の脈絡もなく、切ない思いがふとわきあがる

疲れているのかな...