『骸骨ビルの庭』

今日は某有名施設の臭気実態調査。
タッキーとJR信濃町駅で待ち合わせ。
早く着いたので、駅前の書店へ..
入口脇に貼ってあるポスターを見て
あっ!と思った。
宮本輝新刊『骸骨ビルの庭』6月23日発売」
いや〜忘れていた。
宮本輝の新刊は、発売日に買うと決めていたのに
しかも今回は、かなり久し振りである。
..で、上下巻を即購入。
骸骨ビルの庭(上) 骸骨ビルの庭(下)
  (↑クリックすれば購入できます↑)
本の帯に書かれたコピーにぐっと引きつけられる。
「荒廃したビルに、青年と子供たちが起こした奇跡 そこには生き抜こうとする命が美しく輝いている」
「自分は何のために、そして誰のために生きているのか 心の奥底から溢れ出す 人間への讃歌」


ちょうど一年前の6月7日
宮本先生から直筆のお手紙をいただいた。
今も額に入れて机の正面の壁に飾ってある。
この小説を含めて3つの作品をそれぞれ月刊誌に連載されている頃である。
イカリエンテ自身大きな挫折を味わい、完全に自信などなくしていた。
どれほど勇気と希望をもらったことか....
じっくり、命に刻みながら読みたいと思う。
...感想日記1→http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20090717


タッキーと現場で測定をして若干打ち合わせを行い、帰り道に市ヶ谷で落としてもらって別れる。
市ヶ谷といえば、ベンチャー時代ここに事務所があって、社長の元に集まって
打ち合わせをして、還暦を過ぎた社長の大きな夢を聴きながら楽しく飲んだくれたものだ。
いつでも前向きで、いつでも愉快であった。
会社は小さかったけれど、皆が仲良く団結して、目一杯働いた。
大きなプラントの納入先の倒産で、巨額の売掛金が回収できなくなって、
辞めざるを得なかったのだが...M社長は、今も夢を捨てずに走っておられるとのことを
たまたま人伝に聞いた。

そんなことを思い出しながら喫茶店に入り、今日報告書のまとめ。
あの燃えるような気持ちを思い起こして、また頑張らねば...