おなかいっぱい・・・三重紀行2日目

時間は、たったの3日間
朝はもちろん旭日を見に海岸へ...
いくつか候補があったけれど、結局安乗灯台に決めた。
5時半現場着、空にはまだ星がきれいに瞬いている。
水平線が少しずつ朱く染まりはじめる。
水平線を覆う雲に遮られて、太陽は姿を現さないが
黄金色に染まったベールの前を貨物船が通過していく。

希望とエネルギーに満ちたこの景色を見るために
ここまで来たのだ。
もう一度自分の胸中に太陽を昇らせるために...

◆その他の日の出の写真はこちらのアルバムをご覧ください↓
 http://picasaweb.google.co.jp/muycaliente.ueno/081126#


快晴のパールロードを走って青い水平線を堪能し、
幾度となく登った横山展望台で暑いくらいの陽射しを浴びながら森と海が入り組んだ地形を見下ろして...
ランチは久し振りの"中六"のうなぎ

志摩半島を縦断して御座の海岸で波と戯れ、大王崎そして再びともやま展望台へ...

昨日のような厚い雲はないが、やはり雲があってすっきりしない。
集まってきた観光客もカメラマンも、美しい夕焼けを諦めて三々五々と帰って行く。
最後に残った70歳くらいのおばあちゃんと一緒に根気よく二度焼け(陽が沈んだあとの夕焼け)を待つ。
志摩半島の向こう側に消えた太陽の残照が次第に上空の雲にあたって反射し、海を真赤に染め始める。

ふと見渡せば東西南北すべての空が薄い茜色に染まっている。
何も音がない静かな空間の中で...
刻々と変わりゆく絵画のような風景にただ感動し、茜色が夕闇にかき消されるまで立ち尽くした。

◆その他のともやま展望台の写真はこちらをご覧ください↓
 http://picasaweb.google.co.jp/muycaliente.ueno/08112603#


夕方、かめ吉のかあくんきみちゃんと一緒に食事
かあくんが事前に予約しておいてくれた料理屋"にしむら" へ...
去年の誕生日 ひとりぼっちのムイカリエンテを二人が招待してくれて誕生祝いをしてくれた思い出の店である。
天然トラフグ 伊勢海老 めばる 高級なメニューが続々と運ばれてくる。
天然トラフグのぷりぷりの食感 伊勢海老の刺身の甘味 何を食べても素晴らしい!




元々市場の仕事をしていたかあくんは、魚の目利きは間違えないので、どこへ行っても魚は旨い。
すっかり御馳走になってしまって...そのあとホテルのラウンジ・居酒屋を梯子して散々飲み、楽しく喋り...

次の日に大変な注文が入っていて、朝から忙しいのに遅くまで付き合ってもらって、へろへろになってホテルに帰る。
料理も最高に美味しかったが、それよりも二人の気持ちに涙が出るくらい感激した。感謝感謝。
めったに会えなくなってしまったけれど、生涯忘れ得ぬ友である。  ありがとう!