大道芸

K大学の後援会、総会の打ち合わせ@石川町。
終了後に中華街に行って総会の二次会予約をし、味見を兼ねて飲茶で一杯。
紹興酒を飲んで酔ってしまったので、皆と別れてから酔いざましに山下公園へ...
海を見ていると、何やら大道芸が始まった様子なので、暇つぶしのつもりで最前列へ...
太ったアメリカ人が、ギャグを連発しながら芸が始まる。
このあたりは野毛大道芸が有名で、みなとみらいなんかでもよくやっているので何度も見たことはある。
しかし、このDavidというアメリカ人の芸は初めて見る。
マジック・ジャグリング・腹話術・一輪車...

芸が実に多彩で、大道芸というよりはショーを見ているようだ。
なにより話術がとても楽しい。見ているうちにだんだん引き込まれていく。
最後にお決まりのオヒネリの箱に千円札を入れると、彼のDVDをくれた。


桜木町への帰り道、横浜税関の前で道端に咲く花を見つける。

名前は知らないが、去年三重の大王灯台で見たのと同じ花。去年の夏を思い出す。
日記内検索したら、ちょうど一年前の7月11日だった。
http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20070711
同僚のSさんと2人で立ち上げた大型のプラントが本格的に立ち上がり動き始めた頃
仕事は山ほど抱え、3か所の現場の管理をしながら新規の仕事にも取り組んで、飛び回っていた。
精神的にも肉体的にもかなりきつかったけれど、本当に充実して歓びに満ちていた
去年の6月から7月ごろの日記を振り返ると、幸せに満ちている。
http://d.hatena.ne.jp/mui_caliente/20070601
年末に急転、経営が厳しくなって辞めざるを得なかったのだが...それでも幸福だったと思う。


帰宅してDavidからもらったDVDを見る。
舞台での公演や、テレビに出演したときのVTRが収録されていた。
ホームページのURLも... http://www.1dr.jp/home.html
少年時代からエンターテイメントに憧れ、あらゆるジャンルを学んできたという。
インタビューの中で、「僕は自分の仕事を心から愛しています...」と
今の自分には言えない言葉。


徒労としか思えないような毎日...喜びも誇りももてない仕事
途上だと思うしかない。
今までは、どんな厳しい環境でも仕事は目一杯楽しんでやってきた。
エキサイティングな仕事もいくつも達成してきた。
いつかきっとまた、楽しくてたまらない仕事をしてやる。
きっと途上なのだ。 信じるしかない。
Davidの笑顔を思いだしながら、そう思った。