日帰り温泉

高校時代の友人K君からお誘いのメールが入り、今日は午後から日帰り温泉の旅。
いつもの仲間I君(ムイカリエンテ3号)とフラメンコダンサーのCさん。
横浜駅から東海道線グリーン車に乗って、向かった先は箱根湯本。
湯本の駅から川沿いに温泉街を登りきった一番奥にある"湯の里"
http://www.yunosato-y.jp/
オヤジ3人で露天風呂につかりながら、とりとめもなく話しをする。
学生時代の友人と、こうして過ごす時間は心が安らぐ。
風呂から出てCさんも合流し、場内のレストランで食事。
40代半ばを超えて、社会でも微妙な立場になって、それぞれに苦労しながら頑張っている。
仕事はバラバラであるが、そんな姿を見て自分もまた頑張らねばと思う。
軽く飲んで、また露天風呂へ...
晴れ渡った夜空には満天の星が冴え冴えと閃いている。
宇宙の時間から見れば、人の一生などほんの一瞬でしかないし
宇宙の広大さから見れば、自分の悩みなど小さなものだ。
しかし、こんな塵の如き存在でも生命は宇宙の一部を成しているし、つながっている。
「人間がいなければ、宇宙も空しいものだったに違いない」と言った天文学者の言葉を思い出す。
星々は、遠い過去の記憶を呼び覚ます。宇宙や生命の不可思議へと想念を誘う。
この友人達とも、ただならぬ深き縁があるように感じてならない。
温まったからだを寒風にさらしながら、長い坂道を下って駅に向かう。
小田原駅で乗り換える3人と、互いの健闘を祈って、握手をして別れる。