百年

ドイツのデュッセルドルフに転勤した
剣道部の同期生K君から久しぶりにメールをもらった。
今となっては社会的地位も生活も全くレベルが違うのだが
やはり学生時代の友人とはいいものである。
超一流企業で製品企画の仕事をされて、実力が買われ
44歳にしてヨーロッパ全土の市場開発に抜擢された。
ご家族でドイツで生活している写真がmixiアルバムに掲載されていた。
その中で、ケルン大聖堂の写真があったのだが
本で見るよりリアルで迫力があった。
先日観てきた上海の高層建築のほうがはるかに近代的なのだが
やはり歴史の重さを感じる建造物である。
wikiぺディアによると、4世紀にできた初代の大聖堂は1248年に火災で焼失
その年から再建が始まったのだが、完成するまでになんと600年の歳月を要している
上海のあのきらびやかなタワーは100年後にはどうなっているのだろうか?
東京の高層ビル群は、100年後どれだけ時代遅れの醜い姿になっているのだろうか?
密集して建てられた建物は、それだけ壊すことも難しいはずであり...
先日読んだ書物の中に
樹齢千年の木でつくった五重塔は、千年経っても壊れない
という記述があったが
技術が飛躍的に進んだ分、人間は数百年の単位で物事を考えることは
しなくなったようである。
ドイツからのメールから話しは飛躍しすぎたが...