ギャラリー夢雲

黄金色に色づいた棚田のうえを
秋の匂いの風がわたっていった。


「夢雲」という名のギャラリーは
奈良盆地の東側...室生寺に近い山中の
のどかな農村のなかにひっそりと建っていた。


二見の友人、藍織成さんに教えていただき
ずっと前から来てみたかった。
前庭を歩いて玄関に入ろうとすると、主人と思しき女性が笑顔で迎えてくださる。
そして、現在開催中の『どうぶつ展』の作家の一人、加賀の陶芸家中山昌果さんを紹介される。
とても若くてチャーミングな女性だ。
彼女の作品は、九谷焼で造る不思議な動物...
絵本に登場するようなユニークな動物の彩色が鮮やかで美しい。


作品を接写するのは失礼と思ったので、撮りませんでしたが...
中山さんの作品はこちら → http://bikegon.exblog.jp/14458684
夢雲さんのBLOGにも出てます→http://www.39moon.com/blog/2013/08/201-594e.html



他に二人の作家の作品が、部屋ごとに展示されている。


築300年という農家を買い取って、構造物はそのまま残して
床や壁などを大改造されたとのこと。
建物だけでも感動する、すてきな空間だ。
そして、窓から見える景色も素晴らしい。
こんな空間、こういう陶芸作品を置くだけで、より素敵に見えるな。


ご主人は、ムイカリエンテがこの世界の人間だと思ったらしく
「横浜でなにか作っておられるのですか?」と聴かれる。


今回の出張は、少し無謀だった。
これまでに新規開拓で回ってきた客先が、次々に採用に向けての装置の評価を開始する。
8月9月で8件の案件が動き始める。
現場は、ルーチンの仕事で忙しいので、実験用の装置を積んで自分でまわることにした。
それにしても、予定が詰まりすぎ...
昨日は、つくば市の客先、今日は大阪と名古屋の予定だったので
夜を押して東名をぶっとばして、23時近くに名古屋着
(ちなみに、来週は新潟・富山・三重...トラックツアー しびれるな~)


安ホテルにチェックインして、近くの立飲み屋に入るが、ここの焼鳥がとんでもなくまずい。
どうやって、こういうまずいものをつくれるのか??? 
町内の夏祭りで素人のオジサンが焼いているほうがましなくらいだ。
なんだか腹が立って、ホテルに戻る途中でディスコを見つけて、ひと踊りして発散。就寝2時


今朝は8時に名古屋を出て大阪に入り、
経費節約のために乗った名阪国道を走っているときに、ふと思い出して検索した。
ここが開いているのは、月に10日ほど...以前も、来ようとしたが開いておらず断念した。
今日は、たまたまこの展示が行われているのを知り、やっと念願がかなった。


しかし...名古屋の客先までの時間をナビで見ると、休み時間は20分
気もそぞろに展示を一周して、ご主人と少しだけお話しして、再び車に乗る。
作家さんのお話しも、もっとゆっくり伺いたかったな...


名古屋での納品を済ませて、ノンストップで厚木の会社まで...20:30帰着
二日間の走行距離、1350km 一人運転...めっちゃ疲れた。