コスモス街道@佐久

再び長野県佐久市へ...
14時のアポイントだったが、
早めに自宅を出て11時佐久平
キキョーヤというパン屋に寄るため..
先日たまたまテレビを観ていて
パンを冷凍した「アイスパン」なるものが
紹介されていた。
前回、佐久に行ったときに通った覚えが..
駅からレンタカー屋に行く途中なので、寄り道をして食べてみた...  
生クリーム系のパンを-40℃で冷凍してあるというだけなのだが...
パン自体がレトロなやさしい味で、ひんやりして美味しい。
http://www.deli-koma.com/shop.php?gid=2&cid=1002561&vop=kc#shita
大正5年創業というからかなりの老舗だ。
テレビにも出ていた経営者のHanaさんは、25歳2児の母...みごとな金髪。
どこにでもいるヤンママ(死語かな?)という感じだが...
http://ameblo.jp/hana0118s/day-20110725.html
若いのに、接客が素晴らしい。
注文を聞き、レジを打ちながら、お客さん一人ひとりに話しかける。
パンも美味しいが、この接客でお客さんが集まってくるのだな...きっと
家でまた食べたいと思い、持って帰れないので、詰め合わせの発送を注文。
これがなんと2ヶ月待ちという。すごいな〜


パン屋を出てレンタカーを借りたが、まだ時間が早すぎる。
少し走ると、道端にコスモスが咲き始めているのを発見。
すかさずスマホで地図を出して「コスモス」と検索。
今居る場所の近くのコスモスの名所をナビしてくれる。
そこから8kmのところに「コスモス街道」というのがあった...


山間の国道の両脇にコスモスがいっせいに咲いている。
抜けるように蒼い空に、秋の装いをした雲が流れ、
黄金色の田を渡ってくる風に無数のコスモスが揺れている。
車を降りてコンパクトデジカメで写真を撮り歩く。一眼レフを持ってくればよかった..






コスモスのアルバムはこちら↓
https://picasaweb.google.com/104915518421068648185/20110909


仕事は、サクッと終えて、レンタカーを返し、再び駅まで歩く。
途中、民家の庭に咲く黄色いコスモスを見つけて写真を撮っていたら
その家のおばさんが出て来て、良い写真は撮れたかと話しかけられ、その花を数輪摘んで渡される。ついでに行商から買ったばかりの胡瓜を二本いただいた。

帰りにまたアイスパンを食べていこうと思い、キキョーヤに寄ってみたが、「アイスパン完売御礼」の看板が出ている。
普通のパンでもいいかと思って店に入ると、奥の作業場にいたHanaさんと目が合う。
お店に出てきて、「午前中も来てくださいましたよね?」と声をかけられる。
お店は満員状態だったのに、よく覚えているな〜と感心し
手に持っていたコスモスを「東京に持って帰れないのでもらってください」と言って渡す。
「お店に飾らせていただきます」と、笑顔で受け取っていただいたが..
後で考えると、ご主人らしき人がいたのに、恥ずかしいことをしたかなと..一人赤面


帰りの新幹線...なにげなく開いたtwitterのコメント

 祈りとは拝むことではないように思うな。
 祈りとは、あるがままを受け入れ、それを呼吸のように吐き出すこと。
 世界にひたって、この人生に感謝することだと思う   辻仁成


自分の祈りとは何だろうか...自分は、どうなりたいのか...
答えが見つからないまま、車窓の外の景色のように時間は流れていく。
この人生に感謝すること...か...
黄金色に染まった田園の、茜色に暮れて行く様を観ながら、さまざまな想いにひたる。
人間について...人生について...生と死について...善悪について