味噌カツ丼

例の毒ガス吸着剤の営業で小諸へ...
長野新幹線の某駅で下車
レンタカーを借りて、
後から来た62歳の営業の先輩を拾い
街外れの食堂へ...
ご当地名物らしい「味噌カツ丼」を
オーダーする。
客は全部で10人ちょっといたが
それでも予定外だったらしく、
30分近く待って、やっと出てくる。
カツがものすごく大きい...が...味噌が濃くて、異常にしょっぱい。
一切れごとに水を飲まないと食べられない。
まちおこしか何かで、名古屋の真似をして信州味噌で作ったのだろうが...
名古屋の味噌カツの方が八丁味噌の甘みとコクがあって美味しかったな。


そして、某半導体メーカーへ...
現在、大手メーカーのものを使い安定しているユーザーに対して、
技術データの乏しい商品を売りこむのは、正直言って良心が痛むのだが..
当方の商品のメリットは...安いというだけ。
特に、今回はかなり無理な設定と計算をしているため、本当に大丈夫なのか???
こんな営業は、本当はしたくない。
技術で勝負できる製品を、きちんとプレゼンテーションして売りたい
...が...しかし、給料をもらっている以上、しかたないのだ。
あとは...ユーザーの賢明な判断に委ねるしかない。


もやもやした気持ちのまま、打合せは終わり、再び先輩を駅まで送って車を返し
一人憂鬱な気分で新幹線に乗って帰る。
石田衣良の『うつくしい子ども』を読み始める。