紀伊半島半周の旅−3日目

いよいよ最終日。
朝食はつかないので、コンビニへ..
すると...
飲料の棚にこんなボトルが→→
ただ、ブログのウケ狙いで
中味も確認せずにカゴに放り込む。
さて、車に乗って良く見ると...
中味は、なんと大阪市の水道水。
20年くらい前は、大阪市の水道水は
カビ臭くて飲めなかった。
今は、浄水場の処理技術が進歩して、高度処理(オゾン+膜処理)によって
水の臭いもなくなり、以前に比べると格段においしくなったのだが...
それを、そのままペットボトルで100円で売るとは...商人根性はたいしたものだ。
販売者は「大阪市水道局」ということは、中味は限りなく¥0に近い。
半分騙された気分だけど、パッケージを見ると怒れない。
「なんや..大阪の水、うまくなったらしでぇ〜」「そない言うても、水道の水がそんなうまいわけあれへんがな」...
「そない言うなら、いっぺん飲んでみなはれ」...「ほんまや!」って感じかな...
大阪人のユーモアセンス...関東の水道局では、こういう商売はでけへんな。


さて、6時起きで向かったのは、昨日見落としてしまった、みたらい渓谷に寄るため..
吉野から天川村方向に20分ほど戻ったところにある渓谷。
今日はコースを変えて、吉野山から黒滝村経由で天川村に向かう。

吉野山の七曲りという坂道は、桜の木の根元に紫陽花がたくさん植えてあり、まもなく満開..
このあたりの紫陽花は、全体的に小ぶりで色が淡く、まっ白な紫陽花も多い。
↓これは、紫陽花とは違うが、玄関先や店先によく置いてある。

雨に煙る森の景色も、また風情があっていいものである。
昨夜からの雨で、川は濁っているかなと思ったが、全く濁りがない。
川の流れも滝も、勢いを増して下流に向かって激しく流れ落ちている。




(動画は、ダブルクリックすると、少し大きいサイズでご覧いただけます)
すべらないように、ゆっくりと石の上を歩いて川岸に降りていく。
早朝なので、車も通らず人もいない...大きな景色のなかで、人間は自分一人。
見渡す限りの山々に降った雨が、地表を流れ或いは一度地中に沁み込んで
この川に集まってくる。
西側の急斜面から岩の間を落ちてくる滝は、高さこそないが水量が多く激しい。
轟々という絶え間ない水の音が、自分に力を与えてくれているような気持ちになる。



しばらく流れを眺めてから山を下る。
帰りは、飛鳥村経由で四日市へ...

午後からの仕事は順調に進み(内容はまた後日...)夕方には終了。
夜行バスまでは時間があるので、津に車を返す途中で榊原温泉に寄って日帰り温泉で旅の汗を洗い流し
津に戻る。
バスの時間まで、21日から始まる仕事の準備、半導体の勉強。
有意義な3日間...心も身体もリフレッシュして、次の戦いへ...
いよいよ来週から新しい生活が始まる。

A:宿 B:吉野山 C:みたらい渓谷 D:飛鳥村 E:四日市 F:榊原温泉 G:津



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