ランナーという仕事

給仕二日目...
今日は200人超の豪華な結婚披露宴。
料理のランクもかなり高いものばかり。
フカヒレ・アワビ・大正海老..
写真が撮りたい...というようなものばかり..
仕事中、写真が撮れないので
今日も自分の写真..しつこくて、すみません。
昨日の下から写真がよけいに老けて見えるので..


給仕の人間も、料理の量も、食器の数も、すべてが昨日とはけた違いに多い。
ホワイトボードを確認すると、ムイカリエンテは、昨日の失敗のためか
テーブル担当のない「ランナー」という役目になっていた。
別のフロアで作る料理をすべて披露宴のあるフロアまで運ぶ...つまり"ぱしり"
24卓200人分の料理...調理場で次々に出来上がる料理を次々に台車に乗せ
エレベーターで会場のフロアに運んで、給仕が運びやすいように
そして間違えのないように、数を確認しながら並べて行く。
分刻みの式次第に合わせて、次々に料理ができあがる。
舞台裏は、まさに戦争...でも、この緊張感がなかなか面白い。
今までの仕事にはない興奮がある。
一人ひとりが、自分の持ち場を完ぺきにこなして、初めてイベントが成功する。
グラス一つ一つの磨きあげ方からして、仕事の丁寧さを感じるし
イカリエンテのような、ド素人が何人も含まれる集団を一瞬で把握して
指揮するチーフの統率力はすごいと思う。
こういう目に見えないところでの努力が、ホテルの品格に出るのだろうな。
これからの仕事でも、参考になることがいくつもあるように思う。


早く本職を決めなければ...