他者を思うこと...

今日も午後からK大学でビデオの制作会議。
途中体調が悪くて、皆さんに迷惑をかけたが、関係のメンバーの協力によって、
なんとか形が見えてきた。


このブログにコメントをくださるタケねえは、このメンバー...
地震の時、大学の28階でものすごい揺れを体験した上、帰宅難民となって大学で一泊。
保険会社の管理職である彼女は、地震後の対応に追われ、大変な毎日を送って
体調を崩したらしく、顔色がさえない。
そのタケねえから帰りに「最近体調いいみたいだね。顔色がいいよ」と言われる。


薬は毎日飲んでいるが、最近病気の症状はおさまっているように思う。
その境目は、地震だったように思う。
地震によって、生命が揺さぶられて、何かがふっきれたように感じる。
被災者にくらべれば...などという理屈ではないのだ。
被害が少しでも軽くなるように、悲しみが早く癒えるように...
原発の恐怖が早く解決するように...早く暖かくなるように...
とにかく、自分のことよりも、そのことを真剣に祈り続けた。
直接的になにかできるわけではないけれど、暖房を控えて買い物も控えて..
ただ、一番苦しんでいる人たちが、少しでも楽になるようにと願ってきた。
自分の苦しみのことは忘れていた。
もうひとつ..宮本輝の作品を読みあさっているうちに、元気が出てきた。
そして3月12日に新刊『三十光年の星たち』が発刊され、
師弟をテーマとしたその物語にも勇気づけられた。
他人のことで悩み祈れる自分になっていることが、
今の心の健康状態の基盤になっているように思う。


会議の後、川口のヤスコさんのお店へ...
明後日の面接に備えて、伸びてしまった髪をカットしパーマをかけてもらう。
いよいよ面接を迎えるが...自然体で行こう。
なるようにしかならないのだ...

帰りに川口駅前で撮った安行桜