下り坂

昨日から始まった気持ちの下り坂は
目覚めた瞬間から重く胸を圧迫していた。
のろのろと起き上がり、
誰もいない家で、納豆と漬けものの朝食を
腹に入れて、つまらぬテレビをぼーっと見る。
そうしているうちに、昼がくる。
PCを立ち上げると、
職安経由で申し込んだ会社からの不合格メール...
予想はしていたが、やっぱり駄目だった。
「誠に残念ながら、貴意に添えない結果となりました」
何十回、同じ文章のメールを受けてきたことだろう。
重い気持ちが更に重く沈み、思考はどこまでも落ちていく。
もうこの世に自分のいる場所などないのかもしれない。
どこまで生き恥をさらしていかねばならないのか
生きているだけで、そのまま拷問のようだ。
誰かに使命と言われた、こんな無様な人生の、どこに使命があるというのか?
きっと意味があると言われた...気休めにすぎない。何の意味か教えてほしい。
今の心療内科が信用できないので、K君に紹介された病院を来週予約した。
それまで薬が切れても我慢しておこうと思ったが
いらいらがどうしようもないので、しかたなく薬を出してもらいに行く。
今までけちっていた分もと思って、処方より多めに飲みこむ。
今、少し落ち着いたようだが...気のせいかもしれない。
生きる意味がないという思いは、薬では消えない。
薬で人生が変わるわけもない。
人材紹介会社に依頼した案件も、いつまでも返事が来ないということは
きっと駄目なのだろう。
日記を読んで同情してほしいわけではない。そのままのことしか書けないから...
この日記を見て笑っている奴もいるだろう。
自分を欺き陥れた輩に笑われるのは悔しいが、しかたない。
いくら正義ぶったところで、負け犬は負け犬。
何をやろうとも、勝った人間が正義になるのだから..
誰のためにもならず、周囲に厄介ばかりかけて生きているのは死ぬよりも辛い。
消えてしまえればいいのに...