絵本カーニバル

4週間に一度の職安認定日
何度行っても慣れることのない
嫌な場所である。
朝のうちに終わるので、
市営地下鉄の一日乗車券を買って
おでかけ..


山手の西洋館で「絵本カーニバル」をやっていると聞いたので
関内駅で降りて、中華街・元町を通り、元町公園の階段を上って
まずは、ベーリック・ホールへ...

1階のホールに絵本が並べられ、その周囲に幼稚園児の絵が飾ってある。
人はあまりいないので、床に座って絵本を手に取る。
何冊か読んでいくなかで...
気になった本が...

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

いつまでも殻を破らずにたまごのなかにいる"たまごにいちゃん"
弟だって、ちゃんとひよこになっているのに、そのままの格好でいる。

「はやく おおきくなると いいわね」
おかあさんが いいました。
「いいえ。 ぼくは これで 
 いいんですよ、おかあさん」
たまごにいちゃんは 
いつだって こういいます。

このページの絵↓

いつまでもお母さんに甘えていたい。
みんなにやさしくしていてほしい...
なんだか自分みたい...って思ったら、可笑しくなってしまって..
誰もいないホールで、ふふっ..って笑ってしまった。


その後、炎天下を歩いて、かなり離れた"外交官の家"に行き、
戻って来て"エリスマン邸"に着いたら疲れてしまい...
ここで腰を落ち着けて、涼しい部屋でゆっくり本を読む。
大人が読んでも深いな〜と思う本があったり
思わず じ〜んと感動してしまう本があったり...
しかけ絵本 999ひきのきょうだい (ひさかた絵本ランド) たいせつなこと (ほんやく絵本) ペツェッティーノ―じぶんをみつけたぶぶんひんのはなし ルリユールおじさん 岸辺のふたり―Father and Daughter アンジュール―ある犬の物語

一言で絵本と言っても、絵だけでなく構図や本のサイズや間の取り方など
普通の本では表現できないようなことがたくさん込められていて
素晴らしい世界だと思う。

すぐれた絵本には、人間が人間であるために、いちばん大事な情緒と想像力と知恵が、
いちばん単純な、いちばんわかりやすい、いちばん使いやすい形でこめられています。
絵と言葉の織りなす物語が、子供の心に直接はたらきかけます。
         渡辺茂男『心に緑の種をまく』より いちばん幸せなとき

子供のときに、こういう本にたくさん出会うことは大事だな〜と思いながら
おじさん一人、正座して絵本をめくっている絵は...ちょっと異様だったかな?


...この催しは今日で終わりですが、
皆様も図書館などで、是非絵本を手に取ってみてください。


帰りはまた猛暑の中を歩いて..元町のベンチで「ぷは〜」っと一休み↑
昼飯を食べていなかったので、中華街に寄って
久しぶりに『秀味園』で豚肉煮込丼¥500(ごはん少なめ)

帰宅したら、すっかり日が落ちて...
今日の夕焼け