串揚げ屋@地元

120日余り続いた連休も、残すところあと3日
散々余裕をこいていたのに、あと3日と思うと
なんだか焦る。
あれもしておけばよかった、これもしておけばよかった
海外旅行くらい行っておけばよかった...なんて
この連休は、いろいろな友人とちょっとずつ会って
無駄な休日を少し挽回したような気もするが、
これ以上じたばたしてもどうなるわけでもなく...


重松清を久し振りに読んでいる。
ずいぶん前に友人のタッキーに薦められて読んだ『流星ワゴン』以来..たまたまBookOffで買ってあった『ナイフ』
ナイフ (新潮文庫)
"いじめ"を題材にした短編集。
"いじめ"が学校に蔓延しはじめたのはいつの頃からだったろう?
いじめによる自殺が頻繁に起こるようになり、ニュースでも報道されていた。今はニュースにさえならない。
いじめがなくなったわけではなく、あまりにも日常化しすぎて報道しきれなくなったからかもしれない。
読んでいて気持ち悪くなるくらい悲惨である。いじめる側にとってはゲームである。
それは瞬きもせずにプレステに向かう無表情な子供たちの顔そのもの
2〜3日前に朝の番組でモンスターなんとかというゲームのイベントに何千人もの人が集まって
テーブルを囲んでゲームをしている姿が報道されていた。
好きな人には申し訳ないが、敢えて言えば本当に気持ち悪い世の中である。
「これで家族のコミュニケーションがとれるようになりました」と語る父親...情けない。
この人は社会でどうやってコミュニケーションをとっているのだろうか?
ゲームは、寄ってたかってモンスターを殺して行くという設定らしい。技術の革新が人間の心を蝕んでいる。
社会全体でいじめの構造が蔓延して、子供の世界にも暗い影を落としている。
いじめる人間を大量生産し続けている。
教育も学校も腐敗している世の中、これを矯正していかねばならないが時間がかかるだろうなぁ〜
今は、いじめられる側が強くなるしかないのだろうな〜
以前、ある新聞でいじめを乗り越えた母娘の体験が出ていたが、母も娘も強かった、負けなかった。
母は娘に「いじめている子の幸せを祈るのよ」と諭す。いじえている側も幸せではないのだから...
なんという強い母だろう。
今朝『いつみても波乱万丈』という番組に山本リンダが出ていたが、
ハーフとして馬鹿にされた少女時代、母から毅然と生きるように励まし続けて乗り越えたと...
硫化水素という安易に死ねる方法が流布されると、一気に自殺が増える。それだけ皆悩んでいる社会。
硫化水素の作り方を流さないようにするだけでなく、なぜそんなに人が命を絶つのか考えなければならない。


さて、今日はご近所仲間のぱぱさん(ここの常連さん)とAさん
年に数回飲む仲間で地元のセンター南駅で飲む。
名目はムイカリエンテの就職祝賀会@串揚や べったこ。
大阪ではよく食べたが、久しぶりの串揚げ。店は落ち着いて、まあまあいい感じ。
とりとめもなく話題は飛んで、1件で4時間半。よ〜くしゃべりました。
隣のお客は3組くらい変わったような...