ひろしまお好み物語

お好み焼を注文すると
店員の青年は黙って焼き始める。
ビールを飲みながら眺めるムイカリエンテ
年数が浅いせいか手つきは少しぎこちない。
ここはお好み焼きのテーマパーク
"ひろしまお好み物語駅前ひろば"...長い
26店ものお好み焼き屋が軒を連ねている。
http://www.okonomi-story.com/index.html
来週のNPO発表会に、共同研究している広島工業大学の先生が出席できなくなり
イカリエンテが発表をすることに...その打ち合わせで広島入り。
打ち合わせを終えて駅まで送ってもらい、新幹線に乗る前に
お好み焼きが食べたくなって、初めて立ち寄る。
店選びに迷って、呼び込みが元気な店のカウンターに座る。店の名前は"ちんちくりん"
広島焼の特徴は、たっぷりのキャベツとソバが入ること。
そのソバが生麺を茹でて、鉄板でカリカリに炒めるというのが、この店の流儀らしい。
そのほかにエビ・イカイカ天・豚・大葉が入っている。
黙って焼いている青年に話しかける。
寡黙な感じの青年が話し始める。年齢は24歳。自衛隊出身の彼は接客が得意ではなく
他の店員の話では、彼が話しをするのは珍しいという。
イカリエンテを見て「優しさが顔ににじみ出てますね」と、一言。
いや〜照れるぜ。
他のお客のお好み焼きも、ずっとムイカリエンテの前で焼いて会話が続く。
青年との会話は楽しい。ついついビールを追加して生中3杯!
お好み焼も、今まで食べたのとちょっと違って美味しかった。
帰りに名刺をくれて、「こんど本店に配属が変わるんで、来てください」と...
他のお好み焼きも食べてみたいけど...また行こうかな?