横山展望台

仕事が思うにまかせず、心が晴れない日は
高台から海を見下ろすのがよい。
本日は快晴。昼飯をかきこんで、横山展望台へ...
階段の上に見える蒼い空を目指して登りきると
眼下に美しいリアス式海岸が広がっている。

凪いだ海に浮かぶ養殖の筏。森の間に複雑に入り組んだ海。
一幅の絵画のような、美しい風景。
静寂...聞こえるのは、鳥のさえずりと、風に揺れる木々のささやき
ベンチに寝転んで青空を見上げる。
雲が西から東へゆっくりと流れていく。
目を閉じて深呼吸をすると、心身の毒気が抜けていくような爽快感。
ああ...なんという安堵感。
しかし、幸福とは休息の中ではなく闘争の中にこそあるのだ。
自ら生きる意味を探す戦い。
走って走って...疲れきったら、またここに戻ってこよう。
さあ、山を下って現実の海へ...