流星群を追いかけて

今週、世間は盆休みで伊勢志摩のホテルは満室
空いている部屋は特別料金とかで...
今週はちょっと外れた場所にある、民宿「栄亭」
民宿の料理もたまにはいいものである。
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前々号の日記で、
マイミクの神秘自由夢さんから
ペルセウス座流星群の写真を頼まれた。
流星を見たのはいつのことだっただろう?
大学時代、免許をとりたての友人の車に乗って、野郎4人で清里に行った。
男だけで清里に行くという目的はきまりきっているが...
結局、ナンパをする度胸もなく、山の中へ4人で星を見に行った。
車の来ない道路の上に寝そべって見上げた星空に、凄い勢いで流星が飛んでいた。
ここでは毎日流星が見れるのかなと思っていたが...たまたま流星群に当たったのかもしれない。
あの友人たちは、今どうしているのだろうか?
最盛期の13日、三重はあいにくの雨。
14日も朝から雨であきらめかけていたが、夕方にはすっきり晴れた。
民宿の早い夕飯を食べて、運転をするのでビールは我慢して..あとはひたすら夜を待つ。
11時半に宿を出て、できるだけ暗い場所を探しカメラをセット。
12時を過ぎると星が流れ始める。
星というよりは花火のようで、もっと近い距離のところでスーッと光って燃え尽きる。
カシオペアの付近が多いと書いてあったので、北の空にカメラを向けたのに

違う方向でいくつも流れる。

そちらにカメラを向ければ、北の方で流れる。
まるでカメラを避けるようにして...
肉眼では数十の流れ星を見たけれど、写真はまったく撮れずじまい...
神秘自由夢さん。期待を裏切ってごめんなさい。

都会とは桁の違う数の星を見上げていると、昔交流のあった人々の顔を次々に思い出す。
彼らは今どこで、どんな生活をしているのだろうか?
幸せに暮らしているだろうか?
一瞬で消えていく流れ星。宇宙の時間の中では、人の一生も流れ星のごとく一瞬かもしれない。
しかし、その一瞬に燃え尽きるまで輝く生涯でありたい。
そんな漠然とした願いを抱きながら、不規則に天蓋を流れる星を見続けていた。