衝動買い

いつものごとく朝早く目が覚めてしまい
ホテルでだらだらするのがもったいなくて
朝早くにチェックアウト。
仕事先の三田に早く着いたので、
ちょっと足を伸ばして丹波の焼き物の里へ
数十の窯元が軒を並べているのだが
平日のせいか、店に入っても誰も出てこない。
数万円の焼き物がいくつも置いてあるのに...いいのかな〜?
そんな店が何軒もあった。
暢気なものだ。
焼き物の違いなんてわからないのだが...
丹波焼きと一口に言っても、窯元によってかなり特色がある。
最後に入った小さい店で見つけた素朴な茶碗。
ガス窯ではなく、登り窯で焼いた素焼きの茶碗。
丹波焼は、赤土部という赤い肌が特徴的であるが
この茶碗は白丹波といって、赤い土の上から白い土を重ねて焼く
白は焼き加減が非常に難しく、焼きすぎると黒く焦げてしまい
焼きが足りないと色が出ないという。
また、素焼きの茶碗は酒を入れると糖分を吸いながら
色が変わっていき、艶が出てくる。
呼吸をしているので、ビールの泡が微細になってクリーミーになるとのこと。
茶碗と考えるとかなりお高い値段がついていたのだが
見ているうちに欲しくなってしまい、衝動買い。
使うほどに味わいが出てくるという茶碗にまずは焼酎を注いだ。