早起きして海岸に出る。
吹きすさぶ強風、岸壁に押し寄せて砕ける波
潮水が霧のように大気に舞い
朝日が反射してきらきらと光っている。
美しい朝の風景に感動。
二見の海岸はコンクリートで固められているのが
残念だけれど、遠く水平線は美しい。


プラント建設の現場では、新しい建物が完成し、続々と機械や巨大なタンクなどが運びこまれていた。
イカリエンテの会社が納入した機械も今日から設置開始。
搬入口までクレーンで降ろした機械は、その後人の手だけで建物内に運び込まれる。
3トンもある金属の塊が、いくつもの道具を組み合わせながら「重量鳶」といわれる
職人の手だけで、狭い地下室まで運び込まれるのである。
6人ほどの体もさして大きくない職人が、いろいろな道具を駆使しながら少しずつ設置場所に運んでゆく様は
知恵の輪を解いてゆくような感じで その場その場で臨機応変に道具をかける場所を探し
道具の力を最大限に生かせる方法を考え、あとは渾身の力をこめて大きな装置を目的の場所に引きずり込んでいく。
プラントの仕事の中でも、この「重量鳶」の仕事を見ているのが一番楽しい。
人間の知恵と力に感動する。
今月末には数十トンの装置を2階部分に搬入しなくてはならない。
考えるだけでわくわくする。