1年以上連絡の途切れていた方から

立て続けに電話が入った。
以前に私と一緒に進めていたプラントの仕事を
裏切って抜け駆けして大金を手にしたAさん。
このプラントでトラブルが発生して対応ができず
困り果てての電話。
一方Bさんは、失業中にお世話になり仕事のお手伝いを
していたのだが、こちらの仕事が決まって忙しくなり
ある時を境に連絡をとらなくなってしまった。
この2人には全く接点もないのだが、
同じ日に数時間違いで電話が入ったことが
何か偶然ではないような気がした。
仏典では、町ですれ違っただけの人でも過去に何百回も縁をしていると説いているらしい。
「袖擦り合うも....」である。
まして、なんらかのお付き合いをして絡み合った人とは
どれほどの縁があるのだろう。
そんな人たちとは
生命の奥深い部分でどこかに共通点があるのかもしれないし
意識の範疇外の部分で引力が働いているように思う。
これまで、どれだけの数の人と言葉や感情を交わしてきたことだろう
生命の不可思議の一旦を考えた一日であった。