就職面談

ネットである企業に応募をしたところ、
仲介で入っている人材紹介会社から
事前に面談をしたいとの連絡。
横浜駅の職安が入っているビルの事務所で面談。
リク○ートではなかった案件をいくつか紹介される。
セールスエンジニア系の仕事で興味のある案件7件応募。
これで応募は30件を超えたかな。
30件でだめなら40件、40件でだめなら50件...
根気よく、諦めず...
仕事はずっと楽しんできたほうだとは思うが、
本当に好きなことに出会える仕事に就きたいと思う。


先日の広島行きの新幹線、ポイントで乗ったグリーン車においてあった雑誌「ひととき」
『草木に恋して』という特集で、植物学者・牧野富太郎の人生を読んだ。
すべての植物にその国固有の名前がついている国は世界でも日本と中国だけだそうである。
その他の国は有名な品種以外は学名で呼ばれる。
日本のあらゆる植物を採取し分類し名前をつけていったのは、この牧野の仕事である。
94年の生涯で集めた標本は40数万種、どんなに目立たぬ道端の草花も森の中の植物も徹底的に歩いて調べた。
写真を手軽に撮れる時代ではない。ほとんどが精巧なスケッチである。
ある文学者が「名もなき花...」と表現したことに「名前がない花などない」と怒ったという。
人はやはり好きなことには力を発揮することができるのだと思う。
しかし、それに出会うのは至難の技なのかもしれない。運は結構大事な要素である。


応募を提出する。書類審査の結果が出るまで1週間から2週間。
それぞれの会社で自分が働く想像をしてみる。
優先順位の低い会社が先にきまってしまったらどうしようなどという心配をしてしまったり
最下位の会社だけうかって、他に落ちたら行くべきか、もう少し待つべきか迷ったり...
もちろん全部落ちてまた振り出しに戻る確率だって高いわけだが...
目には見えぬ使命というものが自分にあるとすれば、それをし遂げる仕事に出会いたい。
そう祈るばかりである。