何が不都合な真実なのか?

広島出張の帰りに新幹線で爆睡
名刺入れがポケットから落ちたらしく
東京駅から電話が入る。
実は以前にも同じ失敗が...
午前中からいろいろ用事を済ませて
夕方東京駅の落し物預かり所へ...
久しぶりの東京駅。ニュースでは見ていたが、
すごい変わり様...で、ついでにぶらぶら
地ビールのバーをみつけて一人でふらっと寄り道。
スタンドバーになっていて薄暗く、なかなかいい感じ。
お勧めのビールを頼んで、オリーブをおつまみに飲む。
1杯目... Virgo Beer WineRed ブドウの果実入り。ワインをビールにしたような甘酸っぱいビール。
2敗目...YONAYONA RealAle ビールらしい芳醇な香り、常温で飲むビール。旨い!

こういうところは友達と来て話しながら飲むのがよいのだけれど、
一人なので、読書をしながら...

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週末のプレゼンが終わって、本屋で本を買い込んだなかの一冊
最近の話題の一書"環境問題は なぜウソがまかり通るのか"
環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)
環境問題の常識とされてきた多くのことがらを、真正面から斬りまくっている。
たとえば、ペットボトルのリサイクルはカラクリだらけ、
ほとんどが焼却されて(日本の定義では焼却もリサイクルの範疇にされているらしい)
かえって輸送や焼却で燃料を大量に使い環境に負荷をかけている。
プラスチックとしてリサイクルされるのは微々たる量であること。
ダイオキシンは猛毒ではなく、実際にダイオキシンで病気になった人はいないということ。
ただ騒いでしまったメンツ上、分子構造の似ているPCBをダイオキシン類に加えることで
全体を有毒だとしているとか...
北極の氷が融けてもアルキメデスの原理上、海面が上昇することはあえりえない。...等々
この嘘の中には、リサイクルの業界団体や環境省の利害やメンツが関わっているという。
この書物の記載自体もすべて鵜呑みにすることはできないが、
著者は東大を出て、旭化成芝浦工大を経て現在は名古屋大学大学院の教授
若干感情的で、無理のある展開もあるものの、科学的根拠もあると思われるし、
納得できる部分も多いのである。
反論もすごいらしいが、ガリレオだって裁判にかけられたわけだし...
新しいことを言い出すと、それを潰そうと動きは必ず起こるものである。
環境問題は人類の最重要課題ではあるが、一部の人間や団体のために
マスコミが情報操作をすることは、ありえる話である。
イカリエンテが環境問題に関心を持ったのは、17歳の時に読んだ『公害原論』という
宇井純(東大教授)の講演集。
企業や役人の都合で正確な情報が流れず、結果として庶民が塗炭の苦しみを味わった
多くの公害問題と闘った記録である。
何が真実で何が嘘か?現在の社会の仕組みは複雑でわかりにくい。
食品メーカーの嘘が次々と告発されて、罪を問われ社会から抹殺されていくなかで
行政の嘘やマスコミの嘘は、人類に対してより重大な損失や危害を及ぼしているのにも拘わらず
処罰されることがないか、されたとしても極めて軽い。
赤福も悪いけれど、そっちに国民の視線を集中させて、
もっと重大な悪がなされているように思えてしかたない。

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店を出て丸の内の丸善へ...
これだけ広大な本屋は地方にはないので、店内に入っただけで興奮する。
しばらくうろうろして、さまざまなジャンルの本を立ち読みして、
いい気分で帰りの地下鉄に乗った。