続・コスモス畑

鈴鹿でのミーティングを終えて
事務所で見積りと仕様書の作成。
そして、昼から玉城町へ移動。
通り道をちょっとそれたところに
コスモス畑があるのを、チェックして
コンビニでおにぎりを買って、一人でお花見。
今日も曇り空で、広〜〜いコスモス畑には誰もいない。
土手の草の上に座って、おにぎりをほおばりながら
風に揺れるコスモスの絨毯を眺める。
コスモスのピンクは、何故これほどまでに幸福な気分にさせてくれるのだろうか?
重い雲は陽射しを遮って、地上のあらゆるものを重く沈んだ色に染めているのに
コスモスの絨毯だけは、闇に染まらずに鮮やかに咲き誇っている。
花畑の中に立ち入って、一つ一つを見ていくと
蕾のもの・まさに開かんとするもの・開ききっているもの・散ったもの・朽ちたもの...
生命の様々な様相を表わしながら、それぞれがそれぞれの色を精一杯に表現して
広大な幸福の絨毯を織り成している。
人間の社会も、こんなふうに一人ひとりが自分らしく咲いていければ幸福なのに...
幸福な色をしっかり網膜に焼き付けて、また現実の中に戻っていった。