多治見の桜

1年前に多治見に設置した装置のメンテナンス
市から環境事業を委託されている会社の専務は
63歳のとても温厚なオジサンで
来るたびに食事をご馳走になったりして
とても仲良く付き合っている。
名古屋弁と岐阜弁が混じったような方言で
「今日は何時にきりゃーすかの?」
などと聞かれたりして、最初は戸惑ったが
これは「今日は、何時にいらっしゃいますか?」という意味で
最近は慣れて「今日は9時に行きますにぃ〜」と答える。
業者の手伝いをして、油と埃にまみれてメンテナンスは無事完了。
同僚を駅まで送って、鈴鹿に向かう途中
「陶の市」の幟を見つけ、ちょっとだけ寄り道。
多治見は美濃焼きの郷であり、焼き物が有名である。
タイルの生産は日本一で、かつてはタイルメーカーが軒を連ねたらしい。
今は需要が低くなってしまったが...
おちょこ博物館という建物の庭で陶器の安売りをやっていて
焼き物好きの母に土産を買った。
多治見も桜は終わりに近いが、博物館のしだれ桜はまだ残っていた。