カリエンテ!

鳥羽の仕事を一旦終えて鈴鹿へ...
今朝も海に日の出を見に出かける。
空気は冷たく、風は強い。
海には厚い雲がかかり、風は強い。
鳥羽の小浜近くのポイントに座って日の出を待つ。
薄暗い空の東の端が赤く染まったが雲が厚く日の出の瞬間は見えず。
しかし、どんなに厚い雲があっても
太陽は正確に時を刻みながら着実に上昇していく。
強烈な西風が雲を運び、隙間から日差しが差した瞬間に
周囲がぱっと明るくなる。
雲間には美しい青空が...
この風景を見た瞬間に思った。
「ああ、これだったのだ」と...
カリエンテは「燃える」という意味だが
最も高温で燃えているもの、それは太陽である。
その太陽でさえ、厚い雲には遮られる日もあるのだが
それでも
どんなに嵐が吹き荒れる日も
暗雲の上には間違えなく太陽は昇ってくる。
自らの胸中に太陽を昇らせることだ
いかなる過酷な状況にあろうとも
常に燃え続ける生命を保ち続けることだ
負けない自分を築きあげることだ!
そして他者にも希望と勇気をもたらす人であることだ
...
雲は強風に払われ、
地上に降り注いだ光彩は
一瞬にして海を藍色に染めた。