生命の価値

超多忙な一週間が過ぎ去った。
ずっと鈴鹿に滞在している。新しく借りたアパートは畳の匂いも新鮮で心地よい。
ADSLも昨日開通したので、やっと心置きなくPCに向かえる。
現場の掌握・客先との折衝・社員との打合せ・技術の仕事よりも
労務管理とか交渉という仕事が中心になり
立ち止まることも許されず、走りまわっている。
車のルームミラーに映った顔が疲れている。
白髪が殆どないのが自慢だったのに
この1ヶ月くらいで、気がつくと急に白髪が増えている。
生命を何に使うのか?
10年ほど前に読んだ「ケネディからの伝言」(落合信彦著)の
1シーンを思い出す。

ケネディからの伝言

ケネディからの伝言

生命というものは、意味があるときに使ってこそ、はじめて価値があるのだ

キング牧師暗殺の日の夜。
ロバート・ケネディーが、暗殺者に狙われる中で警察署長の制止を振り切って
黒人街の群集の中に演説に向かうときに吐いた一言である。
自分は、何に生命を使うのか?
仕事というのは人生の目的ではなく、自分を高める手段の一つに過ぎない。
しかし、使命というのはなかなか自分では見えないものだ。
目の前の仕事に、一つ一つ真剣に取り組みながら
一人ひとりの人間に、真摯に向き合いながら
自覚していくしかないのかもしれない。